駐車場を2台分置くためのコンクリート打設を行いました。全面コンクリートではなく乗り入れ部分と駐車部分のみ生コン打設を行い、少しでも予算を軽減するデザインが最近増えています。
この時期はコンクリートの渇きも早いので、2~3日程度でグレー色から白色に変わってきます。しかし、白く変わっても車を乗り入れるのは5日~7日は置いて、しっかりと固まってからの方がいいですね。
庭内の仕上げとして、アプローチから玄関までは枕木を敷いて、マルチングチップを敷きつめました。山奥の自然をイメージしてあります。できあがり当初は、違和感があるかもしれませんが2年~3年経つと植栽樹木・芝生・チップなどが風化し、家と馴染むと思います。
駐車場コンクリートの間は、山砂を入れてヒメイワダレソウを植栽します。ヒメイワダレソウは一見、野草のような植物ですが白い玉状の花を咲かせます。夏の暑さに強く、逆に冬の寒さや霜に弱い特性があります。夏の暑さに強く、繁茂率が高いために地被類として最近よく使用されています。また、芝生のように芝刈りや目土などの管理も不要なため、少管理型植物として近年注目されています。
非常にデザインとしてはシンプルかもしれませんが、数年後、木が根づいて一回り大きく成長し、コウライシバやヒメイワダレソウが青々と地面を覆った状態は非常に見ごたえのある庭になると思います。図面作成や打合せ段階から非常に長い時間がかかりましたが、ようやく完成しました。ありがとうございました。