最近、造園工事や外構工事の際、よく使う流行りの樹木の一つにオリーブがあります。
『オリーブ』 モクセイ科 学名:Olea europaea
モクセイ科なので、キンモクセイ・ネズミモチ・ヒイラギ・ヒトツバタゴ・ライラック・レンギョウなどの仲間です。地中海沿岸・中近東原産と言われており、常緑性高木です。樹齢も長く数千年の大木もあります。ちなみに日本で現存する最古のオリーブは、神戸の湊川神社のオリーブと云われています。葉は長さ5cm~8cm、細長くて先端がとがり、革質で硬いです。葉の表は光沢があり、濃緑色です。裏は銀白色になりコントラストがあります。果実は球形やタマゴ形など品種によって異なります。最初は濃緑色で、次に黄緑色になり、秋には完熟して黒紫色になります。
日当たりのよい場所を好みます。日当たりが悪いと枝が細くなって生育も悪くなる可能性があります。南側の日光のあたる場所に植えるとよいと思います。また、冬の寒さに当てないと花が咲かず、実を付けないとも云われています。そして、多少乾燥気味の土壌を好みます。しかし、真夏の暑さや冬の乾燥すぎる場合は、状態を見て水やりを行った方がいいです。